夫婦の育児・家事分担の解決策
共働き夫婦が子育てをする中で、最も頭を悩ませ、また最もケンカの種になるのが、育児家事の分担だと思います。
周りを見ると、夫は子どもが産まれる前と同様に、時間的な制約もなく働いたり飲みに行ったりする一方で、妻が時短勤務をしながら育児家事の大部分を担っているパターンをよく見かけます。
「男は外で稼ぎ、女は家庭を守る」という、従来型の家族像に基づくスタイルですね。それぞれの家庭なりに事情はあるかと思いますが、男性の方が収入が高いのであれば、収入の最大化という観点ではこの選択は合理的です。
さて、我が家の場合、妻は外資勤務のため、一般的なの日本企業に勤める私は収入面では到底勝てず、妻の時短勤務は合理的ではありません。
かと言って、私が時短勤務や育児休暇を取るのもハードルが高く。。。となると、夫婦ともフルタイムで働きながら家事育児を分担するしかありません。
そのような状況の中、幾度の議論(喧嘩?!)を踏まえて、我が家で導入したのが「タスク一覧表」です。
仕組みは簡単。
毎日生じるルーティンを細分化、ポイント化し、週単位でお互いの得点が均等になるように育児家事を割り振るのです。コツは日々のタスクを、とにかく細かく、そして漏れなく洗い出すこと。
例えば「掃除」にしても、トイレ、洗面所、キッチンと場所を分けるのみならず、ルンバの溜まったゴミを捨てるとか、細分化します。また、赤ちゃんのミルクやりなど深夜対応分は割増ポイントを設定するのもコツです。
この「タスク一覧表」のメリットは、なによりその納得感。
とにかくタスクを細分化するので、互いに把握していないタスクまで可視化でき、「自分の方がやってるのになぁ」といった漠然とした不満が生じません。
我が家は、日常的に生じていた、タスクの押し付け合いと喧嘩が激減しました。自分と同じ分だけ相手もタスクを分担している、と思えることで、無駄に腹を立てることがなくなり、毎日を少しだけ穏やかに過ごせるようになってような気がします。
ちなみに我が家は、妻の育児休暇中にこのシステムを導入したのですが、私の日中の仕事をポイント化してもらえなかったため、昼間に妻が育児でポイントを荒稼ぎし、私が深夜と土日でやっとこさ追いつくという構図になったのでした。(夜泣き対応しんどかった。。。)
こう振り返ると100%納得感を持てていた訳ではありませんが、そこは夫婦のパワーバランス上、やむ無しということですね。